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理事長・学長が国際交流会館を視察し、留学生と意見交換を実施

 2025年12月2日、榊裕之理事長、高田将志学長、三谷卓也理事・事務局長が、留学生および外国人研究者の宿舎である奈良女子大学国際交流会館を視察し、入居留学生との意見交換を行いました。

 本学を運営する奈良国立大学機構では、2024年3月に「奈良国立大学機構の国際戦略」を策定しました。今回の視察は、その戦略に沿い、国際教育・研究の拠点となる施設の現状を把握し、今後の国際化推進に生かすための現状把握を目的として実施したものです。

 国際交流会館は昭和63年に開館し、留学生および外国人研究者向けの50室を備えています。視察では、老朽化が見られる箇所がある一方で、大学キャンパスに隣接し、最寄り駅からも徒歩数分という優れた立地を生かした重要な施設であるので、今後も必要な補修や維持管理を継続していく必要があるという感想が寄せられました。

 続く意見交換では、学部生・博士後期課程学生の計3名の留学生を交え、日本での生活や研究、宿舎内での交流について活発な対話が行われました。高田学長からの「学内外で困っていることはないですか」との問いには、留学生から「大学にも駅にも近く、安心して学びに集中できる環境である」との声が寄せられました。榊理事長からの「日本人学生との交流状況」に関する質問には、「日本人学生は英語で話すことに不安を感じているようだが、留学生自身も日本語で失敗することは多いので、気軽に交流してほしい」との発言もあり、本学の国際化をさらに進める必要性が改めて認識されました。

 懇談の最後には、榊理事長が自身の研究者としての経験を踏まえたアドバイスもあり、異国で学問を追究する留学生にとって貴重な機会となりました。

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留学生と懇談する榊理事長(手前)、高田学長(奥)

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