本学STEAM・融合教育開発機構の雲島知恵専任講師と上智大学のLaurence Williams准教授との共編書Pacific Gateways: Trans-Oceanic Narratives and Anglophone Literature, 1780-1914がPalgrave Macmillanから出版されました。

本書は、国家の枠組みを超え太平洋地域に焦点を当て、長い19世紀に同地域を舞台とした、或いは同地域で出版された英文学作品と、その地理的・歴史的・文化的文脈との繋がりをgateway（門口、ゲートウェイ）というキーワードを通して分析するもので、英文学史の新たな側面を描き出す意欲作となっています。

雲島講師は、著書全体の概論となる第1章（Williams准教授との共著）と、初期の日英作家として活躍した尾崎テオドラ英子の太平洋地域における文学外交を論じた第12章（単著）を執筆しています。

第1章はオープンアクセスとなっており、出版社サイトより無料で読むことが出来ます。興味のある方は、是非ご覧ください。