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第7回 学長主催 学内研究交流・懇談会を開催しました(12月20日)

 学長主催の学内研究交流・懇談会が、令和6年12月20日(金)にS棟1階ラウンジで開催され、25名の学生や役職員の参加がありました。当該研究交流会は、学内の多様な研究を知る機会を通じて、研究者同士の交流や教員と学生の交流がより活発になることを狙いとして企画されたもので、7回目の開催となります。


 今回は、自然科学系の近藤正人准教授から「界面や溶液中の分子の構造や動きをレーザー分光法で観る」と題した研究紹介がありました。
 '従来の方法では見えないことを観たい'という近藤准教授の純粋な動機から始まった研究について、京都大学から始まる研究者としての経歴と取り組んできた各種のレーザー分光法や研究対象について紹介がありました。
 今回は、「過渡回折格子法でタンパク質間相互作用を観る」研究と「振動和周波発生分光で色素と膜の相互作用を観る」研究の紹介が主な話題でした。どちらの研究も、生体分子間の相互作用を捉えることを目指して行われたものです。これらの研究が、どのような着想で、どのような視点から取り組まれてきたのか、専門的な内容についてポイントを絞りながら分かりやすい説明が行われました。
 最後にはレーザー分光法の特徴を生かして、"これまで見えなかったものを観ること"を目標に研究室を立ち上げていきたいと締めくくられました。
 質疑応答では、他の研究分野の研究者から'観る'ということの定義の確認や今後の研究の進展や方向性、新しい実験方法の開発がコンピューターサイエンスの研究にもたらす波及効果などについて、幅広い視点からの質問やコメントがありました。
 今年最後の研究交流会の後には、いつもより長めに懇談会の時間がとられ、引き続き研究などについての懇談が行われました。

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*発表の様子

 近藤正人准教授(研究室)

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