インド・パンジャーブ地方の稲わら焼きが起因、高レベルのPM2.5がデリー首都圏へ 〜高密度観測ネットワークで輸送過程を解明〜
<概要>
総合地球環境学研究所(地球研)を中心とした国内外の大学等の国際的な研究者チーム(本学の自然科学系教授の村松加奈子が陸域リモートセンシングの研究、准教授の久慈誠が大気リモートセンシングの研究にて参加協力)が、29台の安価で正確な小型センサで構築した高密度観測ネットワークにより、インド北西部の大気汚染状況を初めて定量化しました。その結果、発生源を含むネットワーク観測が、農業残渣燃焼が地域や複数州にまたがるスケールの大気汚染に及ぼす影響の理解に有益であることを示しました。
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<論文情報>
論文タイトル: Very high particulate pollution over northwest India captured by a high-density in situ sensor network
掲載誌:Scientific Reports
著者: | Tanbir Singh, Yutaka Matsumi, Tomoki Nakayama, Sachiko Hayashida, Prabir K. Patra, Natsuko Yasutomi, Mizuo Kajino, Kazuyo Yamaji, Pradeep Khatri, Masayuki Takigawa, Hikaru Araki, Yuki Kurogi, Makoto Kuji, Kanako Muramatsu, Ryoichi Imasu, Anamika Ananda, Ardhi A. Arbain, Ravindra Khaiwal, Sanjeev Bhardwaj, Sahil Kumar, Sahil Mor, Surendra K. Dhaka, A. P. Dimri, Aka Sharma, Narendra Singh, Manpreet S. Bhatti, Rekha Yadav, Kamal Vatta, Suman Mor |
掲載日:2023年8月14日