奈良女子大学は、昨年9月にソニーグループ株式会社（以下ソニーと表記）と次世代人材育成に取り組むための包括連携に関する協定書を締結し、 理工学分野におけるジェンダーバイアスの解消およびダイバーシティの推奨をテーマとした多面的な活動を実施しています。この度は、本協定締結の目的である"次世代人材育成"のための取り組みの一環として、技術開発研究所のXRシステム技術開発部の武田優生氏、LS＆T事業部の今城美紗氏、PTC商品設計第７部門の岩瀬綾子氏にお越しいただき、講義をしていただきました。
 6月には、文化庁の助成事業である「大学における文化芸術推進事業」にて、武田氏にXR技術に関する公開講座を担当していただき 、7月には、工学部のカリキュラムである「医工学概論」の中で今城氏（担当講義：細胞分析装置のがん治療への活用の可能性と期待）および岩瀬氏（担当講義：人間中心設計について）に講義をしていただきました。参加した学生からは質問が多く飛び交い、研究の切り口や今後のキャリア形成の観点から、大変有意義なお話を聞くことができました。
 今後も本協定に基づき、ソニーとの連携を強めながら、次世代の人材育成に努めてまいります。