「みんなでわいわい!世界の願いを読み解こう!~七夕の多言語短冊にこめられたもの~」を開催しました
国際戦略センターでは、8月10日(木)、奈良女子大学学生・奈良教育大学学生・一般参加者を対象にした「みんなでわいわい!世界の願いを読み解こう!~七夕の多言語短冊にこめられたもの~」(協力:奈良市東向商店街協同組合・奈良カレッジズ連携推進センター)を、奈良カレッジズ交流テラス(奈良女子大学)にて開催しました。本イベントの目的は、地域の方々、そして大学生が、共に楽しく国際理解や異文化理解を深める機会をつくりだすことです。
今回のイベントで使用した短冊は、東向商店街の七夕短冊づくり企画で飾られた笹の葉を商店街イベント終了後に譲っていただき、飾られた短冊の中から、海外からのインバウンドの方々が書かれたものを、個人情報が記載されたものは対象から除外し、選びました。今年になって奈良を訪れる観光客数も戻っていることもあり、世界各国、150枚以上の短冊が揃いました。
イベント当日は、今回このイベントを企画した奈良女子大学文学部の小川伸彦教授からイベントの概要・目的の説明の後、奈良女子大学(国際戦略センター担当)の松永光代准教授からの挨拶があり、その後、奈良女子大学に在学する各国の留学生とともに、学生、一般の参加者の方がグループに分かれ短冊の読み解き作業をはじめました。参加している留学生が、おのおの何語が読解可能かを、作業に入る前に紹介していたので、各テーブルで分からない言語の短冊が出てきた場合は、他のテーブルの留学生に聞きに行くなど、グループ内だけではなく、会場内で活発なやり取りが見られました。イベントの最後には、各グループで印象的だった短冊や、どうしても読み解けなかった短冊を紹介し、みんなで紹介された短冊について意見を出し合いました。
参加者からは、「ひとつの願事でもいろんな解釈の仕方があって面白かったです。」「様々な国から来た友達といろいろな言語を読んで楽しむことはよかったです。」「国際交流イベントに参加することをもっと気楽に感じられました。」などの感想をいただきました。
この七夕多言語短冊を読み解くイベントは今回初めて開催しましたが、参加者の皆さんが協力しながら楽しそうに取り組む様子がみられ、国籍・性別・年齢・学内外を問わず交流することができたイベントになりました。国際戦略センターは、今後も楽しくユニークな国際イベントを企画し、地域の方々と大学との連携、交流を図って行かれる予定です。