『奈良カレッジズ学問祭』として、教養教育科目「諸学への誘い」を開催しました(8月24日~8月30日)
奈良国立大学機構は、『奈良カレッジズ学問祭』の一貫として、教養教育科目「諸学への誘い」を8月24日~29日に開 催しました。
「諸学への誘い」は、奈良教育大学と奈良女子大学が共同で開講する教養科目で、学内外から講師を招き、全学生が「総合知を構築する力」を身に付ける機会として、令和4年度から開講しています。
令和5年度は、正倉院宝物、考古学、インクルーシブデザイン、心理学、ESD、遺伝子学など多様な分野の研究、研究者としての経験についての講義がなされ、「その分野の研究に進むきっかけは?」など活発な質疑応答が行われました。奈良教育大学・奈良女子大学あわせて延べ2,045名が受講し、会場には、各講師の推薦図書の展示が行われ、戦前(昭和12年発行)の巨大図録など珍しい本を実際に手にとる学生が多くいました。
参加した学生からは、「普段の学びとは違う分野については、難しいものもあったが、これから研究等を進めていくにあたって、新しい視点のきっかけになった」との声があり、講義を実施した教員からは、「自らの研究人生について改めて見直す機会となった」、「自身の研究内容への思いを再確認できた」、といった声があり、学生・教員とも自主的に学問を楽しんでいる様子が垣間見えました。
また、今年度より学生や教職員が一緒にレポートを読みあい、そこから展望できる新しい「知」について、楽しく意見交換する「レポート合評セッション」を行う予定です。
『奈良カレッジズ学問祭』は、奈良国立大学機構が掲げる「総合知」育成の取組として、来年度以降も継続開催します。