令和5年度大学・高専機能強化支援事業(高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)に採択されました
奈良女子大学は独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が公募した「大学・高専機能強化支援事業(高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)」に申請し、7月21日(金)付けで採択されました。
日本では生産性や利便性を飛躍的に高めるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が産業、教育、行政等のあらゆる分野において求められていますが、その一方で2030 年には先端 IT 人材が 54.5 万人不足するという調査結果や、我が国のデジタル競争力は先進諸国と比べて低いという指摘もなされています。
このような状況を踏まえ、文部科学省は大学院修士レベル以上の高度情報専門人材の確保に向けた大学の取組を支援することとしました。奈良女子大学においては生活環境学系生活情報通信科学コースを中心とした機能強化方策を提案し、高度情報専門女性人材の確保に貢献する取組として採択されたものです。
奈良女子大学では今後以下の取組を推進し、全学的に情報教育を拡充し、生活者目線に立った高度情報専門女性人材の育成に繋げていきます。
- 生活情報通信科学コースの学生定員・専任教員双方の増を通じた高度情報専門人材の質・量両面での拡充
- 生活情報通信科学コースの教育を副専攻(情報科学)として全学学生に提供することを通じた全学的な情報教育の拡充とそのことを通じた異分野と情報科学の融合促進
- 30年以上に渡る情報科学教育の実績を踏まえた、企業・研究所・学術研究機関等で高度情報専門女性人材として活躍するOG人材のネットワーク構築と在学生教育への活用
- 関西圏女子大学を対象とした「高度情報教育促進支援プログラム」(※)の実施
(※)
「高度情報教育促進支援プログラム」については、一般社団法人国立大学協会の援助を受け、令和5年度大学改革シンポジウムとしてシンポジウムの開催を予定しています。(詳細は決定し次第HP等で公表致します)